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釈尊御聖火 奉迎
平成20年5月12日インド、ブッダガヤより釈尊御聖火が総本山に到着いたしました。
平成19年11月21日インド大仏開眼20周年記念法要の折、釈尊所縁の聖地7ヶ所からもたらされた灯明とブッダガヤの大乗教インド大仏前で採火された灯明は一つにされ、「釈尊御聖火」と命名されました。
記念式典後、インド大仏胎内で安置されてきた釈尊御聖火は、平成20年4月25日、杉崎法涌管長猊下により特派された3名の宣教師によって分火され、ブッダガヤから総本山を目指しました。御聖火奉迎チームは、釈尊御聖火を収めた”聖火輸送器”(ハクキンカイロ社製のオリンピック聖火輸送用の特殊懐炉)を携えて、陸路パキスタン、中国を移動。無事5月12日、上海より定期船新鑑真号にて神戸港へ到着しました。
平成20年5月25日の春季大祭において、宣教師、信徒の見守る中、聖火輸送器から火に戻された釈尊御聖火は大乗教教祖杉山辰子先生の御霊前に捧げられました。釈尊御聖火は今後、教祖の大誓願「我閻浮提の太陽とならむ」の象徴として、聖仏舎利宝塔の仏舎利殿に新設された聖火台において永久に灯し続けられ、春季大祭、秋季大祭などの重要行事は釈尊御聖火によって執行されます。
*株式会社トラベルサライ(東京)より添乗員1名が同行.
2008年4月23日関空空港デリー
4月24日デリー発パトナ着
ブッダガヤ、大乗教インド別院到着
2007年11月よりインド大仏胎内に安置されてきた釈尊御聖火を聖火台に再び灯す。
4月25日ブッダガヤ・大乗教インド別院滞在
ガヤ発
大乗教インド大仏前にて釈尊御聖火分火式を執行.出発前、インド別院職員と記念撮影.
4月26日デリー着 発アムリッツアル着
ラジダニ特急にてデリー到着後、車でアムリッツアルへ移動.
4月27日
アムリッツアル発(インド・パキスタン国境)ラホール着
インド・パキスタン国境を徒歩で通過.
4月28日ラホール発イスラマバード着
高速道路をイスラマバードへ移動.
4月29日イスラマバード発チラス着
カラコルムハイウェイをチラスへ向けて走る.インダス河沿いの道を延々と行く.
4月30日チラス発フンザ着
カラコルムハイウェイをフンザへ走る.イスラマバードより同じ日本製のワゴン車で移動.
5月 1日高度順応のため、フンザ滞在.
フンザにて教祖杉山辰子先生の御遺影を前に法要を厳修.一天四海皆帰妙法と釈尊御聖火奉迎成就を祈願する.
5月 2日フンザ発ソスト(パキスタン側国境)クンジュラブ峠(海抜4943m)(中国側国境)タシクルガン着
ランドクルーザーに乗り換え、クンジュラブ峠(海抜4943m)の山頂付近にあるパキスタン・中国国境を通過し、中国・新疆ウイグル自治区へ.低酸素による影響を懸念されたが聖火輸送器は順調に機能した.
5月 3日タシクルガン発スパシ峠(海抜4100m)カラクリ湖(海抜3600m)カシュガル着
カシュガルへの道中、カラクリ湖に立ち寄る.
黄砂で被われたカシュガル市中心部.
5月 4日カシュガル発
午後1時6分発の寝台列車にてタクラマカン砂漠を横断、トルファンへ移動.
午後10時頃、法華経の翻訳者鳩摩羅什三蔵の故郷クチャ(かつての亀茲国)を通過.
5月 5日トルファン着
玄奘三蔵ゆかりの高昌故城に立ち寄る.
5月 6日トルファン発
午後0時20分発の寝台列車に乗り、甘粛省・蘭州へ移動.車窓には延々とゴビが続く.遠くには天山山脈がそびえる.
5月 7日蘭州着
蘭州市郊外の炳霊寺に立ち寄る.
5月 8日蘭州発
午後0時47分発の寝台列車に乗り、上海へ移動.
5月 9日上海着
パキスタン・中国国境から1週間かけて中国大陸を横断、上海にようやく到着した.
5月10日新鑑真号にて上海発
午後1時、新鑑真号出航.
5月11日船内滞在
東シナ海を東へ進む新鑑真号.
5月12日神戸港着
午前7時半過ぎ、神戸港に到着.聖火釈尊御聖火はついに日本に届けられた.
午後2時、聖仏舎利宝塔仏舎利殿にて釈尊御聖火仮安置式を執行.