-グレート・ブッダ・スタチュー・ロード(Great Buddha Statue Road)-
ブッダガヤは、仏様の四大聖地のうち最高の聖地といわれ、大乗教のみならず、各国の寺院が軒を並べる国際仏教都市であります。2002年には、釈尊が成道された場所にたつマハボディ・テンプルが国連のユネスコによって世界遺産に登録されました。
過去40年間大乗教は聖地ブッダガヤにおいて活動しており、各国の仏教徒と共に聖地発展に力を注いできました。その甲斐があったのか、最近の聖地の発展には目を見張るものがあり、訪れる巡礼者も年々増えつづけています(大塔の世界遺産登録で今後益々増加するでありましょう)。
そこで本欄「ブッダガヤ便り~グレート・ブッダ・スタチュー・ロード~」を設け、目下変貌を続けるブッダガヤの姿を別院スタッフと協力しながら皆様にご報告させて頂きます。
*本欄は毎月発行の「大乗信報」でもお読みになれます(平成16年6月号より)。
大乗教インド大仏除幕の瞬間
ブッダガヤ便り-グレート・ブッダ・スタチュー・ロード-
その1:”グレート・ブッダ・スタチュー・ロード”
数年前よりインド別院から、送られてくる手紙やファックスにある変化が起こりました。別院の住所が若干変わったのであります。かつては、
Daijokyo Buddhist Temple(大乗教インド別院)
Bodhgaya, Gaya, Bihar, India
と書けば事足りたのですが、現在では、
Great Buddha Statue Road
なる通りの名を加えるようになりました。Great Buddha Statueとは文字通り大乗教の建立したインド大仏の意であり、大乗教インド別院正門前(写真1)の通りがGreat Buddha Statue Road、つまり“大仏通り”と改名されたのであります。インド大仏の正面玄関の前には、写真2のようなヒンディー語のプレートが設置されています。内容は、
ヴィシャル・ブッダ・ムルディ・パス(大仏通)の竣工式は1999年10月26日、アショク=クマール=シン・ビハール州政府観光大臣ご臨席のもと執り行われた。建設はシュレック・ポスワン中央政府観光大臣の指揮のもと、ブッダガヤ地域委員会の基金から250000ルピーを拠出して、進められた。(以下略)
とあり、インド別院前の道が5年前整備され、正式に“大仏通”となったことが記されています。
*「大乗信報」(平成16年6月号所収)