インド別院内の大乗教職業訓練学校は1985年2月に開校され、地元ブッダガヤの青少年の為にタイプ教室とミシン教室を開いています。ブッダガヤのあるビハール州は、インドの中でも最も貧しい地域の一つであり、現在でも若者の就職難が続いています。そこで大乗教では、教育機会に恵まれない若者の為に学びの場を提供し、資格習得によって安定した就職先が得られるようサポートを行なっています。
タイプ教室では英語とヒンディー語によるタイプ訓練が6ヶ月間提供されています。またミシン教室は女子の為に設けられ、コースは1年間です。両教室とも授業料は無料で、特にミシン教室では、布材等の教材も学校で支給しています。但し、両教室では修了時に検定試験が課せられ、合格者のみにディプロマ(修了証)が与えられます。大乗教職業訓練学校の厳格な修了証制度は地元ガヤ市などでもよく知られ、就職に活かせることから、生徒達は毎日の授業に真剣に取り組んでいます。